能登開発ストーリー 能登の美しい自然のために、酒屋ができること。

能登に貢献したい。

社会問題にもなっている耕作放棄地を開墾し、そこで育てた米を使って酒を醸す。これが「能登純米」蔵元数馬酒造様と、その酒米を作るゆめうらら様が、能登の美しい田園風景を守るために行っている活動です。
「ただ、能登に貢献したい」その熱い想いにサカツコーポレーションは共感し、すべてのプロセスを支援しようと決意しました。能登純米をお客様のもとへ想いとともに“つなぐ”、それがサカツの使命です。

開墾

山を切り開き
大地を耕すことで
生まれ変わる
能登の土地。
そして、
初めて知る想い。

まずは社会問題にもなっている耕作放棄地の開墾から始めるため、名古屋から能登へ。立ち向かうのはまるで森のように木々が生い茂った土地。ゆめうらら様ご一家と数馬酒造の皆様と協力し、一日半かけて広大な土地を耕しました。プライベートブランドの開発をしたことはあっても、土地を耕すところから酒造りに関わったことなんて今までありません。
自分たちで開いたこの土地が、肥沃な大地となり、米が育ち、うまい酒となります。
想像するだけで胸が熱くなるような感動を覚えます。この行程から携わってみなければ気づかなかった想いに触れるきっかけとなりました。

すべての生き物が
生きていける環境を
農業を通して作る。
それが
ゆめうららが想う、
能登への恩返し。

春から秋にかけて、再び能登へ。田植えから収穫まで、社員一同汗を流します。能登の肥沃な大地で育てられた酒米「山田錦」。『農薬や化学肥料は一切使わず、すべての生き物が生きていける環境でお米を作る。』それが、ゆめうらら様の能登への貢献に対するこだわりです。
もちろん、サカツが関わったお米もその想いを引き継いでいます。安全で肥沃な大地で育った能登のお米。これがいよいよ豊かな味わいのお酒になっていきます。

どこまでも
「能登」に
こだわった酒が
能登の持続可能な
未来を作っていく。

この活動の集大成、酒造りに参加します。
“心和らぐ清酒(さけ)造り、心華やぐ会社(いえ)作り、心豊かな能登(まち)創り”この理念のもとで造られる数馬酒造さんのお酒は、どこまでも能登にこだわっています。
能登の水と能登の米で作られたものは酒だけではなく、能登の持続可能な未来をも作り上げています。自分たちが手掛けた能登の米が酒になる瞬間。愛おしさすらこみ上げてくると同時に、お客様の元へ届けるべき「想い」を強く感じました。

信頼

開墾、米作り、酒造り。
全ての行程で交わる
様々な人とその想い。
サカツができることは、
「想い」をつなぐこと。

『お酒造りに関わるすべての人の想いに寄り添いたい』
蔵元さんと関わる中で、サカツがずっと感じてきたことです。また、実際に消費者へ届ける自分たちのことも知ってもらいたい想いがありました。
この活動を通じ、サカツは多くの人と出会いました。ずっと会いたかった人たちにも出会えました。
お米の生産者や、蔵元で働く人々、そしてそれを支える地域の人。顔と顔を合わせることで信頼関係が生まれ、それが”絆”となる。機械的なものの流れが、想いをつなげる営みへと変わる。サカツが酒屋としてできることは、生産者や蔵元の想いを消費者へつなぐこと。それが能登への貢献につながると信じています。

耕作放棄地を減らし、
美しい日本の故郷を守り続ける。
そのためにサカツができることを
これからも続けていきます。