ばかうま

大須駅から徒歩1分に位置する。開業してから34年。大将と女将さんの二人で切り盛りする。カウンターには毎日日替わりで女将さん手作りの料理が並ぶ。ポテトサラダとどて煮が名物。

素材にこだわったばかうまの料理は他では味わえない。

メニューは固定のものや日替わりのおばんざいのほかに、お客さんが食べたいと言ったものを作ることもある。その料理は素材にこだわっていて、ポテトサラダひとつをとっても、その季節ごとに旬のじゃがいもを変えて使っている。真似をしようと色々なお店の方がレシピを習いに来るほどだが、なかなか同じようには作れないと音をあげるそうだ。素材もそうだが、料理はすべて女将さんの感覚で作られていて決まったレシピはない。ばかうまでしか食べられない味がお店の人気の秘密だ。

大須の町に馴染む、どこかほっとする空間。

名古屋に限らず、遠方からもお客さんがやってくる。料理はもちろんだが、大将と女将さんのほっとするアットホームな接客が、お客さんの心をつかんでいるのだろう。大将と会話を楽しみながら食事をするお客さんも多い。大将が着ているTシャツにも印字されているばかうまのロゴは、なんとお客さんがデザインされたものだそうだ。お客さまから愛されているお店だからこそのエピソードだ。

サカツさんへのメッセージなんてない。苦情がないもん!

サカツさんのところの従業員はみんな、挨拶一つにしてみても気持ちよくて、よく教育されているなと思う。サカツさんからの提案で置いているお酒もたくさんあるよ。オリジナルラベルの商品もサカツさんの提案から、メーカーと打ち合わせして作ったもの。こういうことができるのも、サカツさんの力あってこそだと思う。サカツさんにあえてメッセージなんてないですよ。頼りになる相棒だ、くらいにしか思ってないです。いい意味でね。

(ばかうま・オーナー )